かめはうさぎより遠くにいける~もっと、やれるぞ亀岡~

あなたと一緒に取り組むための、京都府亀岡市の地方創生ブログ

2歩目:〇〇部長、48時間で定住をめざす(〇〇に入るものは?)

亀岡の美しい古民家に住みたいらしい

「地方創生」担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。亀岡という街に住んで、まだ2週間です。

 

今回は、フレッシュな転入者として記事を書きたいと思います。

 

 みなさまが移住・定住を考えるときに、しっかり見るポイントは何でしょうか。

 

おかれた状況により人それぞれですが、三本柱としては、

①仕事へのアクセス

②住みたい家

③子育てのしやすさ

 

と言われています。単身赴任で亀岡市役所に来ている私にとっては、「住居」が最大のポイントになります。

 

初めて見たときから、「京都の奥座敷」とよばれる亀岡の古民家がもつ堂々とした作りは、とてもカッコいいと思いました。

 

せっかくなら、本当に住みたいと思える家を見つけたい。

 

知識ゼロの状態からはじめて、亀岡市HPにある「空き家バンク」や民間の不動産サイトを通じて、古民家をしらべ始めました。

 

引越しの都合上、タイムリミットは48時間です。

f:id:nakayamanarune:20180727164759p:plain

空き家バンク・クロニクル

f:id:nakayamanarune:20180726032510p:plain

少し大きな話をします。亀岡には、およそ2300軒の「戸建て空き家」があるとされています。

 

住む人間がいない家は、老朽化し、いっそう人が寄りつかなくなり、事故や犯罪の温床になるおそれがあります。

 

地域の高齢化が進み、また世帯人数が減っていく中、こうした空き家の問題は、年々深刻になっていきます。

 

日本全体で、賃貸・売却用を除き318万件の空き家があるとされています(住宅・土地統計調査による最新2013年の数値)。

                         

解決に向け国交省や各自治体も取り組んでいます。

 

金銭的な理由で不動産市場に流通させるのがムズかしい空き家を登録してもらい、その買主・借主を見つける「空き家バンク」制度です。


亀岡市でも平成28年10月から導入しています。

 

「空き家バンク」はいわば物件と買主・借主の「お見合い」です。

 

希望する物件をもとめて、写真を見ながら、所在や家賃/購入価格の他、修繕がどの程度必要かなどをチェック。

 

検討をすすめたい物件が見つかれば、市に連絡する、という仕組みです。

 

私は空き家となった古民家にねらいを定めて、お見合い写真を眺めました。

 

マンションもあるぞ、亀岡

f:id:nakayamanarune:20180726024649p:plain

・・・ここまでくると、私がいかにも古民家を見つけたような結末を予想されるかと思います。

 

折悪しく、私の引越し予定日までに入居可能な古民家が見つからず、断念しました。

 

それならばと方向性を変え、窓から雄大な山々と石瓦がみえるという理由で、和室付きのマンションに入りました。

 

なお、紹介してくれたのは関酒造の不動産部といい、美味しい酒を造る酒蔵の若旦那が不動産紹介もしてくれる、面白い地元の不動産屋さんであります。

 

テレビ撮影もされる非常に立派な門構えをしています(写真)。

 

リサイクルショップ食わずぎらい

f:id:nakayamanarune:20180726023105j:plain

さて。生活を始めるには、白物家電三種の神器をそろえる必要があります。

 

以前住んでいた中国・フランスの賃貸住宅では、食器や中古家具がついてくるのが普通でした。

 

中古だからどう、ということもなかったため、今回も安い中古品を探しました。

 

オンラインショップで見たところ、どこも休日発送しておりません。

 

そこで、今回初めてリサイクルショップを利用することとしました。

 

関酒造の若旦那さんがお知り合いということで、リサイクルマートに向かいました。

 

20分じっくり見て回り、洗濯機・冷蔵庫・電子レンジ・掃除機・書棚を購入しました。普段はネットショップ派ですが、リサイクルショップに行く方が結果的に良かったと感じました。

 

理由として、

①早くて親切:当日に軽トラで運び、備え付けてくれた

②安い:4点セット+書棚で2万2千円

③悩まない:実物を確かめて即決できる。

 

家の付近にはスーパーや生活雑貨店が存在するので、引越し当日にとりあえず住めるようになりました。また、翌日にはネット注文していたWi-Fiルーターも届きました。

自治会をめぐる冒険

f:id:nakayamanarune:20180726025221g:plain

ハコやモノという意味での生活立上げは、48時間でできました。

 

生活するには、さらに地域の「コミュニティ」を知る必要があります。

 

実のところ、「地域にとけこめるか不安」という気持ちが移住者にはあり、「どんな人が来るんだろう」という気持ちが受入れ地域にはある、と言われます。

 

そのため、お互いを知るのが何よりもまず重要、と思います。

 

亀岡市の地域コミュニティとして、合計23の自治会があります。

私は東京や広島、海外では、そうしたコミュニティ活動にあまり縁がない生活を送っていました。

 

だからこそ驚いたのは、それぞれの自治会ごとに地域に根ざした特色があり、例えば、

自治会によっては、HPを作り、独自のPRに努めている

②他の自治体地域の例ですが、地域のルールやどの程度浸透しているかの強弱をカンタンに伝える「集落の教科書」を発行している

 

といったあり方です。

 

まだまだ知り尽くしていない世界ですので、伝えきれていない移住・定住促進の最新状況とともに、追ってポイントをご紹介したいと思います。

 

また、移住・定住施策は、市のふるさと創生課婚活・定住支援係(0771-25-5060)が積極的に発信しています!

 

パンフ等も沢山用意しており、私も勉強中です。

 

子供連れや、亀岡で仕事を見つける・始めるという場合はどうなるか。

 

見るべきポイントが増えると思いますので、定住施策としてしっかり学び、お伝えしていきたいと思います。

 

また、初回投稿後にさっそく連絡をくださった方々、ありがとうございました。

 

ネットワークの規模が増えていく中で、また意味のあるつながりになるような企画ができないか考えたいと思っています。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。うだる猛暑の中で、2歩目。

 

亀岡市役所 地方創生担当部長 

仲山徳音(なかやま なるね)

E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp

Phone: (0771) 25-5006