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あなたと一緒に取り組むための、京都府亀岡市の地方創生ブログ

47歩目:【霧と丹波の美味】〇〇部長、五感でたのしむ亀岡ツアーズ②(〇〇に入るものは?)

都会人の知らない京都が亀岡に広がっているらしい

地方創生担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。

 

前回に引き続いて、晩秋の亀岡のみどころをご紹介します。

 

ブログをみてくださる方が増えているので、地元の良さを再認識したり、はじめて亀岡を訪れることのきっかけになればと思います。

 

本記事の目次として、

(1)駅から30分で雲海が見える「霧」のテラス

(2)霧の芸術祭

(3)丹波霧が育てた「京野菜」の朝どれ市場

 

なお、地域を変えるのは、ばか者・若者・ヨソ者だと言われます。

 

観光については、ヨソ者の視点でみることで、「地域の宝」を発見することができるように思います。

 

地元の方にとっては、日常生活の中でよくみる光景・よく食べるもの=当たり前すぎて、素通りしていたもの。

 

それが、他にはない、美しいもの・雄大なものだったりすることも。

 

その一つが「丹波」です。

 

(1)霧は大地の呼吸である と芸術家が言った

まだ全国的に知られていませんが、亀岡では明け方から朝10時頃にかけて、カンタンに「雲海」をみることができます。

 

(後述の「霧のテラス」で撮られた写真)

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この「雲海」のもとが、実は「霧(きり)」。

 

10月から3月にかけて、朝霧が発生します。街の中では、こんな感じです。

 

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(朝霧が出なかった日)

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この朝霧は、洗濯物が乾かない・車の運転に不便・気分が暗くなる・・・など、かつてはネガティブに捉えられることもあったそうです。

 

それが転機を迎えたのが2018年3月

 

①JR亀岡駅から車で30分かからない竜ヶ尾山(たつがおさん)に、「霧のテラス」が作られ、誰もが無料に「霧の海=雲海」を楽しめるように

 

(テラスにある看板)

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(府内産の杉で造ったテラスの様子。ベンチや駐車スペースもあります)

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Googleマップ で「霧のテラス」と検索すると出てきます。

 

なお、山に登っていくドライブルートなので、自転車・徒歩だとややきつく、自動車事故のもとにならぬよう注意がいります。

 

試してみたところ、亀岡駅から山頂まで、自転車+徒歩で1時間の運動。

 

坂道の途中に、自転車やバイクを止められる展望スペースがあります。

 

急勾配に入る前にそこでいったん休憩しました。

 

さらにテラスには、ライブカメラも設置され、携帯でチェックできます。数時間かけて来てみたけど雲海が見れなかった・・・という悲劇は、亀岡では起こさせません

かめおか霧のテラス ライブカメラ|ぶらり亀岡 亀岡市観光協会

 

この濃霧をもっと楽しもう、観光資源にしようという逆転の発想がなせる業です。

 

世界第2位の霧量を誇るという自称も(ギネス1位はカナダのセント・ジョーンズ)。なお、北海道釧路も「霧のまち」として有名で、漁船の霧笛がロマンチックだとか。

 

そこまで行かずとも、京都から近い亀岡で「霧がおりなす雲海」を楽しめます。

 

霧は大地の呼吸であると言われます。11時頃になり、山や大地に吸い込まれるように霧がゆったり消えていく様子は、雄大そのもの。

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朝霧が消えた後でも、雄大な景色を眺めることができます。

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また、小雨があがると、大地から湯気が立ったような景色が見れます。

 

(ちょうどINSEADのJasjit教授とご子息を案内した10月)

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10月以降、見物客もどんどん増えているようですので、いい感じのパン屋さん・コーヒー屋さんが出張で来てくれるよう、プッシュしていきたいと思います。

  

(2)霧の芸術祭 

「霧のテラス」が誕生したのが今年3月。その8ヶ月後、「霧の芸術祭」のキックオフイベントが開催されました。

 

ライブやトークイベント、芸術家が主催する複数のワークショップ、そして展示作品のレベルが高い芸術祭。

 

初回とあって規模はこじんまりしていましたが、ヨーロッパで目にしてきたアート群に全く引けをとらない水準でした。

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このキックオフイベントに先立ち、KIRI CAFE にて、1ヶ月に1回、知 × アートのトークイベント"KIRI Wisdom"が開かれています。12月1日で4回目を数えます。

 

(KIRI CAFEについての記事はこちらからも)

霧のもつクリエイティブなイメージ・幻想的な趣。

 

定期的に開かれ、市民とともに進歩していく「芸術祭」は、霧を、まちの発展につなげていける面白い取組みだと思います。

 

市役所の中では、「生涯学習部」が担当しているプロジェクトですが、地方創生の観点から私も協力できないか、色々と構想を考えています。

 

(3)霧がツヤツヤにする京野菜

さらに霧が育んできた「地域の宝」として、京野菜があります。

 

亀岡は「京野菜の7割を占める」府内随一の生産地です。水がおいしいことでも知られています。

 

きれいな水をたっぷり含んだ朝霧にもまれ、寒暖の差があることで、ツヤのある京野菜が育ちます。

 

なお、女性の肌にも良いらしく、亀岡に住んでから肌が乾燥せずモチモチになった、という声も聞かれるとか。

 

(午前8時ころ朝霧に包まれる畑)

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朝に採れた旬の京野菜は、JA京都の「たわわ朝霧」で買うことができます。 

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「道の駅で満足している方は、たわわ朝霧にぜひ行ってみた方がいいです」というコメントをネット上で見つけましたが、秀逸な評価だなぁと。

 

朝どれの野菜を求めて、毎日1,000人超、週末では1,500人が買い物にくる超人気の直売所

 

野菜のほか、お弁当や人気店の和菓子、米粉パンなども売っています。

 

また、2016年に農林水産大臣賞を受賞したブランド和牛である亀岡牛も手に入ります。

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お客さんは市外の方が7割であり、料理人などプロの方も買い付けに来ています。 

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こうした旬の野菜とあわせて、猪肉を味噌仕立てで味わう「ぼたん鍋」は、秋の丹波のイチオシの味覚です。

 

11月15日の狩猟解禁以降、市内の各所で味わうことができます。まさに地域ならではの贅沢だなぁと。

 

(オーナー自ら食べ方を教えてくださった湯の花温泉「松園荘」のぼたん鍋。特製味噌による味付けは、いつか家族に食べさせないといけないなぁと思う絶品料理)

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こうした「京野菜」や「ぼたん鍋」は、湯の花温泉の名湯それぞれで楽しむことができます。

 

ふるさと納税でも人気商品です)

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ぜひ亀岡のほこる芸術の秋・食欲の秋として、楽しんでください!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。47歩目。



亀岡市役所 地方創生担当部長 

仲山徳音(なかやま なるね)

E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp

Phone: (0771) 25-5006

 

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