3連休で、トレイルランとカヤック、ロードバイクをやっていたらしい
地方創生担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。この3連休をつかい、亀岡市の地域資源をさらに見て回ることができました。
スポーツや自然、寺社仏閣、食べ物など、あらゆる面で非常にめぐまれた地域だなぁと改めて感じます。
おって記事にまとめたいと思います。
(特に、紅葉の時期はさぞ秀麗だろうと予感しております)
さて。先週より新連載で、「居住政策」について分析を進めています。本日の目次です。
(1)前2回のまとめー京都におけるヒトの流れ、人口の増減とまちづくり
(2)京都市の定住人口が流出する背景ーホテル①
(3)京都市の定住人口が流出する背景ーホテル②
(4)次回予告とヒント
着任から2ヶ月がたちましたが、ひきつづき地道に進んでいきたいと思っています!

(1)学而時習之。またよろこばしからずや
前2回で学んだことを、さくっとまとめます。
【第31歩目】
②さらに多くのヒトが、京都市から他府県に流れている
【第32歩目】
③大都市からの社会転入(引越しによりヒトが住み始める)がある地域は、人口減少幅が明らかに緩やか
④ベットタウンであっても、「住みやすい」まちとしての魅力(定住機能)を高めることで、人が住み続け・新たに集まるまちづくりはできる
(2)京都市の定住人口が流出する背景ーなぜ今ホテルや民泊がアツいのか?①
それでは、なぜ京都市から他府県にヒトが流れてしまっているのでしょうか?
まちづくりを考える上でヒントになりそうです。
こうした分析を行う際には、「世間で言われていること」から考え始めると有効です。
とくに、新聞やニュースは、とっかかりとなる情報の宝庫です。
私が目にした内容は、「京都市内でホテル用地の取得が進み、マンションの供給が不足。中心部の物件価格が高騰し、京都市外にヒトが流れる傾向に」というもの。
上記がどこまで妥当しているのか、調べていきます。
RESASー「観光マップ」ー「外国人」ー「外国人消費の比較」にて京都府のデータを開きます。

そこで、表示する内容を「取引件数」「取引単価」などにセットしつつ、表示する部門を「宿泊」にします。
こうして得られたデータをまとめたものが下表です。何がわかるでしょうか?
表示する内容

・・・
①左表=京都府の訪日観光客の「宿泊件数」は、たった3年間でおよそ2倍に
②右表=京都府の訪日観光客の「宿泊単価」は、同期間でおよそ3割増加
宿泊消費総額は、宿泊件数×宿泊単価ですので、およそ230%アップした計算になります。
さらに言えば、
③大阪府や兵庫県でも、類似の傾向が見られる一方、京都の宿泊単価は、最も高い
このため、訪日インバウンド観光客向けに宿泊サービスを提供する向きが、京都府では一段と強まってきただろうと推察できます。
(3)京都市の定住人口が流出する背景ー京都でアツいのは、ホテルなのか旅館なのか?
RESASをつかってさらに見ていきます。先ほどは、「外国人に対する宿泊サービス」のデータでした。
ここからは、国内観光客を含めたデータも利用できます。
①RESASー「観光マップ」ー「国内」ー「宿泊施設」にて京都府のデータを開きます。

②そこで、「延べ宿泊者数」について「宿泊施設別に表示する」としつつ、「グラフを表示」をクリックします。

③データを京都府および近隣の他府県でまとめていきます。
グラフから何がわかるでしょうか?
大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県における宿泊タイプ別の延べ宿泊者数(人)




(出典:RESAS「観光マップ」より作成)
・・・
表より、
①京都府における延べ宿泊者数では、旅館利用も多いものの、ビジネスホテル及びシティホテルの利用がさらに多い
②ビジネスやシティホテルの利用は高まりつつある
ということがわかります。
ネクスト コナン‘s ヒント! ---マンションのデータ
以上は、「ホテルの増加」→「マンションの不足」という事象の前半部分を分析するものでした。
次回、「マンションの不足」について焦点をあてます。
こうしたデータは、RESASにありませんので、民間から出されている地域データを利用できないか考える必要があります。
世の中にどのようなデータがあるか、調べてみるのは面白いと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これで、34歩目。
亀岡市役所 地方創生担当部長
仲山徳音(なかやま なるね)
E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp
Phone: (0771) 25-5006
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