かめはうさぎより遠くにいける~もっと、やれるぞ亀岡~

あなたと一緒に取り組むための、京都府亀岡市の地方創生ブログ

35歩目:【マンション or 戸建政策編⑤】〇〇部長、北の大地で熱い副町長と出会う(〇〇に入るものは?)

この3連休は北海道の旭川にいるらしい

地方創生担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。9月は連休が多く、いろいろ見て回れます。

 

第23歩目の記事で、 外から見た感性=ヨソ者が亀岡について感じること、を鈍らせないよう、外国の友人を招いて意見交換している、とお話ししました。

 

 

それと同じく、亀岡や京都を離れて、遠くを見に行くこと・友人に会いに行くことが、大事だと思っています。

 

1つの地域や組織だけをみると、いつか思考が止まり、目線が必ず内向きになっていくからです。

 

そんな思いから、20日から3連休最後の24日まで、アウトドア資源インバウンド観光に関して、「亀岡市と立ち位置が似ている」北海道のいくつかの地域をみて回っています。

 

(あわせて、後半戦では、妻を当麻町の温泉に、1歳8ヶ月になった息子を旭山動物園科学館サイパルに連れていく、という大事なミッションがあります)

 

ひとり身の20日には、旭川空港からほど近い東神楽町で、木村副町長に挨拶にいきました。

 

地方創生人材支援制度で内閣府から派遣されている先輩にあたります。

 

私よりはるかに進んだ地域分析をされておりました。この北海道で得られた学びは、まとめて記事にしたいと思います。

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さて。先週より新連載で、「居住政策」について分析を進めています。

かなり猛スピードで進めているので、いったん復習と次回に向けた導入をはかります。

 

(1)復習ー京都におけるヒトの流れ、人口とまちづくり、人口流出の背景

(2)マンションのきほん的な経済学ー需要と供給、価格

(3)次回予告とヒント

 

(1)有朋自遠方来。またたのしからずや

これまで学んだことをまとめます。

 

【第31歩目】

亀岡市から京都市にヒトが吸い寄せられている

 

②さらに多くのヒトが、京都市から他府県に流れている。結果として、人口は減少 

 

【第32歩目】

大都市からの社会転入(引越しによりヒトが住み始める)がある地域は、人口減少幅が明らかに緩やか 

 

④ベットタウンであっても、「住みやすい」まちとしての魅力(定住機能)を高めることで、人が住み続け・新たに集まるまちづくりはできる  

 

【第34歩目】

京都市の人口が流出している背景には、「市内でホテル用地の取得が進み、マンションの供給が不足。中心部の物件価格が高騰した」ことが挙げられている

 

⑥関西の訪日観光客の「宿泊件数」と「宿泊単価」は、2016年までに激増。とくに、京都の宿泊単価が最も高い。観光客全体でビジネス・シティホテルの利用が進む 

 

・・・

このように、「ホテル熱が高まっている」ことは確かに見てとれます。

 

では、その結果、「マンションの供給が不足」しているのかどうか、はどうすれば計測できるでしょうか?

 

(2)買いたい人がたくさんいるのに、供給できる数が少ない場合、価格はどうなる?・・・Everybody Good?

「マンションの供給が不足」を確かめるため、きほん的な経済学を知っておく必要があります。

 

私は、今年7月まで在学したMBAの1学期目で、経済学を習いました。

 

教授の口癖“Everybody Good?(みんな、授業についてこれてるよね?)”は、いまでも耳に残ります。

 

(ちなみに、フランスでしたので、授業中に開催されたゲーム戦で優勝すると、シャンパンが贈呈されます)

 

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そこでは、教授から次のような講義がありました。

 

・・・

「あるモノの供給(=売る)が需要(=買う)に比べて多すぎるか足りないのか」は、

 

①そのモノに対する需要(どれだけの量をほしいか)と

②供給(どれだけの量が提供できるか)を

 

計測できれば、わかるよね。二つを比べればいいだけだよね。

 

が、実のところ、そのモノに対する需要(どれだけの量がほしいか)を調べるのは、ムズカしかったりする。

 

みんなにアンケートを書いてもらうわけにいかないからね。さて、どうしよう?

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その場合、実は、価格の変化を見れば、解決するよ。

 

というのも、買いたいヒトがたくさんいるのに、供給できるヒトが少ない場合、価格は上がる。これはオークションを考えればわかるよね。

 

(例えば、安室ちゃんのチケットをヤフオクで入手しようとすると、とんでもない出費になる)

 

逆に、価格が上がっている、ということは、供給(売りたい量)よりも需要(買いたい量)が多い、という状況を示すんだ

 

だから、あるモノの供給と価格をみれば、それを欲しい人がもっといるかいないか(需要)も、ある程度は推測できるよ、Everybody Good?

 

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・・・

 

(3)ネクスト コナン‘s ヒント! ---次こそマンションのデータ

この基本的な考え方にもとづき、次回、マンションの供給と価格を見ていきます。 

 

こうしたデータは、RESASにありませんので、民間から出されている地域レベルのデータを利用できないか考える必要がある、

 

という点は、前回も申し上げました。次回こそ、しっかりやっていきます!

   

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。北の大地から!34歩目。

 

亀岡市役所 地方創生担当部長 

仲山徳音(なかやま なるね)

E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp

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