37歩目:【マンション or 戸建政策編⑦】〇〇部長、ときどき家族食堂に参加する(〇〇に入るものは?)
こころをなくす、と書いて「忙しい」とよむらしい
地方創生担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。 9月中に40歩にたどり着きたいと思っていましたが、なかなか忙しくなり、筆をもてずにおりました。
北海道に前週から、亀岡のこの2週間にかけ、書くネタがたまってきました。
できればすぐに記事にしたいのですが、遅筆ゆえ・・・贅沢な悩みでしょうか。
さて、今日の目次です。
(1)これまでの復習
(2)直近のマンション市場動向ー将来はどうなるか予想ー
(3)次回予告とヒント
(1)読書百遍、義自ずから見る
これまで学んだことを、まずまとめます。
7月まで在籍していた海外のビジネススクールで習ったこととして、「君がしゃべっていること、一文だけで説明したらナニ?」
ということが、よくありました。スピード感のあるビジネスの世界では、長ったらしい説明は、誰もヨまない・ミない・キかないよと。
「説明力」をチェックする意味でも、一文でまとめていけるかトレーニングすると良いと思います。
【第31歩目】
②さらに多くのヒトが、京都市から他府県に流れている。結果として、人口は減少
【第32歩目】
③大都市からのヒトが引っ越してくる地域は、人口減少幅が明らかに緩やか
④亀岡はベットタウンであるが、「住みやすい」まちとしての魅力(定住機能)を高めることで、人が集まるまちづくりは可能
【第34歩目】
⑤京都市からヒトがいなくなっている背景には、「市内でホテル用地の取得がすすみ、マンションの供給が不足している」ことが挙げられている
⑥関西のインバウンド観光客の「宿泊件数」と「宿泊単価」は、2016年までに激増。とくに、京都は最も高いエリア。観光客全体でビジネス・シティホテルの利用が進む
【第35歩目】
⑦カンタンな経済学として、あるモノの供給と価格をみれば、それを欲しい人がもっといるかいないか(需要)も、推測できる
【第36歩目】
⑧民間データをみると、京都市でマンションの販売戸数は減り、価格がアップ。つまり、ほしい人はもっといるが、手を出せない状況にある
(2)さきのことはわからない、とアナタは言うけれど
以上のように分析をすすめてきました。この点、データは2017年までなので、最近の状況はどうなのかな?と思うことがあります。
そうした場合は、ニュースや新聞記事をチェックするというやり方で、最近の状況を確認していきましょう。
その場合、私は情報収集ツールとして、ネット検索のほか、「日経テレコン」が有用だと思います。
有料にはなりますが、これまで世に出てきた記事を、くまなく検索できるためです。
そこで得られた記事は、たとえば次のようにまとめられます。
・・・
上記をみると、何がわかるでしょうか?
3点あるのかなと思います。
①京都市でマンションの販売戸数はへり、価格があがっている結果、ヒトが滋賀県などに流れていく、または京都市の近郊に引っ越すという状況は続いている
(これは実は31歩目でみています)
②近郊でのマンション立地が進むところは、駅から徒歩圏など交通利便性が高く、居住環境が優れているところ
③こうしたトレンドは、外国人宿泊客を見込んだホテル用地の取得増加が、引き金となっている。そのため、長期的に続くとも予想できる。
(2017年時点で2,869万人の外国人インバウンド観光客を、2020年までに4,000万人へ増やしていくとの政府目標があるわけですし)
(3)ネクスト コナン‘s ヒント! ---マンションの立つ場所アゲイン
このように、京都市内では観光客のニーズを踏まえたホテルが優先され、マンションの供給が不足→ヒトが滋賀県などに流れる、というトレンドがあります。
今から将来にかけて長期化しつつあるようです。
その際、マンションが建つ立地は、駅から徒歩圏など交通利便性が高く、居住環境が優れているところという条件があるとのことでした(記事参照)
本当にそうなのでしょうか?実は、いくつかの基本的なデータを合わせれば、それを明らかにする方法があります。
明日は、それを検証していきましょう。足で稼ぐ!37歩目。
亀岡市役所 地方創生担当部長
仲山徳音(なかやま なるね)
E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp
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