15歩目:【地域経済編①】〇〇部長、今日からちはやぶり始める(〇〇に入るものは?)
目下、カルタ大会を控えているらしい
地方創生担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。人生何事も挑戦、とよく耳にします。
スポーツや文化活動をはじめ、割と柔軟になんでもトライするタイプだと自負しております。
他方、メジャーなものでも案外やったことがない、食わず嫌いでもないのだが・・・ということが多々あります。
皆さんも思い当たるものがあるでしょうか?
私にとって、その一つがカルタや百人一首。なぜこれまでやらなかったのか、と聞かれると・・・
身の回りでカルタ遊びがあまり盛んでなかった気がする・・・という回答しか思いつきません。
家族に連れられてスキーに行くうちに滑り方を覚えたり、海にいくからこそ泳ぎを覚えたり、中学や高校の同級生とサッカーや勉強に打ちこむ中で、自分の心にもさらに火がついたり。
人間は環境に影響される生き物だなぁと思います。
という中で、市役所互助会の親睦活動として、「KCフェスティバル〜かるた大会〜」参加募集の声がかかりました。
せっかくですので、所属する企画管理部を巻き込んだチーム戦としてトライしてみるつもりです。
名誉顧問として、美声の誉れ高い企画管理部長に就任いただき、盤石の体制をとりつつあります。
人間成長とチームプレーの物語として、結果は追ってご報告します(10月19日業務終了後開催予定)。
イケメンすぎる秀才、その名はRESAS(リーサス)
さて。今日から新たな政策分析シリーズとして、「地域経済・しごと分析」を始めたいと思います。
直近の数年間で「政策分析に関するダイナミックな動き」が政府の中でありました。
それは、RESAS(リーサス)とよばれる分析ツールを、政府が2015年4月から提供開始したというもの。
Regional Economy and Society Analysing Systemの頭文字をとっており、「地域経済分析システム」と訳されます。
(出典:内閣官房まち・ひと・しごと創生本部によるRESAS画面より。以下同左)
これは一体どのようなものか?
カンタンに説明しますと、
政府データ・民間ビッグデータを集約し、グラフや地図上で「すぐ見てわかる」ように表してくれるもの。
例えば、
(1)各市町村の人口が今後20年でどれくらい変化するか
(2)各都道府県の観光客はどの地域から来ているか
などが一瞬で分かります。下図参照。
(1)亀岡市の人口が今後20年でどれくらい変化するか
(2)亀岡市の観光宿泊客はどの地域から来ているか
2018年7月に留学から帰国した後、この存在を知り、使い勝手の良さに衝撃を受けました。
RESASはいわば”地域の健康診断ツール”とされています。
・人口動態・経済財政状況・観光情勢・医療や交通政策に関する様々な指標を分析
・RESAS以外のデータと合わせて、課題の「客観的につかむ」ことが可能になる
・地域間の比較も容易に行えるため、木を見て森を見ず、にならない
政策を論じるすべての人間がマスターすべき必須アイテムになるはずです。
私も目下、使い方を勉強中です。
次回に向けた、しゅくだい
次回以降、「RESAS初心者が地域経済分析を進めていける」よう、亀岡市データに着目しながら、入門解説を行います。
RESASのトップページ上段にあるメニューから、「地域経済循環マップ」→「地域経済循環図」と進み、「京都府」→「亀岡市」でデータをひらいて見てください。
色々と数値が出てますが、観光政策シリーズ(第7歩〜13歩)と同様、
・イチバン重要な指標が何か
・他の指標とどのような関係にあるか
あなたならどう読み取るでしょうか?
ぜひ明日から一緒に考えていきましょう!
なお、西日本に接近しつつある台風にはくれぐれもご注意ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。夏の暑さが続く15歩目。
亀岡市役所 地方創生担当部長
仲山徳音(なかやま なるね)
E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp
Phone: (0771) 25-5006