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41歩目:【P報告/観光編⑧】〇〇部長、「もうひとつの京都」報告の壱(〇〇に入るものは?)

プロジェクトは会議室で起こっているんじゃない らしい

地方創生担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。先週に、予告編として共有した「もうひとつの京都」プロジェクト、17・18日に実施してきました!

 

参加学生からのフィードバック回収、ご家庭との意見交換会を残しております。そのため、まだ完了ではありません。

 

ただ、18日に参加されたご家庭の参考にもなるかなぁと思い、ご報告いたします。 

 

(予告編についてはこちらから) 

 

本記事の目次として、

 

(1)10月17日のプロジェクト〜宮津市との連携〜

(2)宮津市→伊根の舟屋→天橋立というルート

(3)18日のプロジェクトに向けて

 

(1)宮津市で起こっているんだ!の背景

ここでエスチョンです。

 

京都府の中で、「観光客の訪問」がもっとも多いのは、もちろん京都市

では、2位・3位・4位はどの市でしょうか?

 

正解は、

2位:宇治市(お茶の京都)

3位:宮津市(海の京都)

4位:亀岡市(森の京都)

 

という順番になります。では続いて第2問。「インバウンド観光客の滞在」になると、どうでしょうか?

 

正解は、

2位:宮津市(海の京都)

3位:舞鶴市(海の京都)

4位:宇治市(お茶の京都)

5位:亀岡市(森の京都)

 

です。数字やランキングが気になる方向けに、データを掲載します。

 

2016年における京都府自治体の観光ランキング

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(出典:平成29年京都府観光入込客数調査より作成)

 

「もうひとつの京都」という取り組みは、京都府全体として進められていること、前回カンタンに説明しました。

 

その中で、宮津市海の京都エリアをリードし、

亀岡市は、森の京都エリアをリードしている状況です。

 

戦略的にいえば、距離の近い観光トップ都市が手を組むのは、非常に合理的です。

 

というのも、海の京都のシンボルである「日本三景天橋立」をもつ宮津市と、森の玄関口となる亀岡市は、京都縦貫道で結ばれており、1時間強で移動可能です。

 

特色をもつ両市の連携は、京都市との差別化を進め、両市の観光価値を高める。

 

と言えます。たとえば、

森の亀岡市に泊まりながら「海の京都」観光がカンタンにでき、

海の宮津市に泊まりながら「森の京都」観光もたのしめる

 

バラバラでいるより合わさることで、両地域の魅力がより高まる。

 

7月まで通っていたMBAスクールでは、「相乗効果(シナジー)」という概念で説明されていました。

 

すでに観光協会やDMOは、「観光連携」を進めております(下記記事)。こうした取り組みを強化していくのが17日のプロジェクトでした。

 

(2)伊根の舟屋、確保だ!も含めた概要

 

当日は、世界有数のビジネススクールINSEAD(インシアード)の学生11名とコラボ。

日本人学生が案内し、各地を旅するジャパントリップの最中。

 

「モデルコース」をたどり、彼らからみてどのくらい楽しいだろうか、というモニターテストをしていきました!!

 

協力してくださった宮津市さんに感謝です。

 

以下は、亀岡発で「海の京都を楽しむ」モデルコース

 

①12:30 JR 亀岡駅出発、京都タクシーの「9人乗りジャンボタクシー」を利用
(4人乗りだと4,000円/時間。9人乗りの場合は、ルート・時間に応じ相談)

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②13:45 宮津市役所に到着し、ご挨拶。はじめて訪問しました。
③14:30 伊根湾めぐり

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今回は宮津市から一番近い部分のみしか回れませんでした。
奥にはカフェテリアや公園もあり、楽しめます。
③15:00 そのまま遊覧船へ
※約 25 分の周遊、680円

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(職員が来ていた法被を、かなり気に入っていました。どこで買えるのか?とのこと)

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④15:45 「天橋立」傘松公園へ
※行きはリフト、帰りはケーブルカー。往復660円 
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(なぜやるのか?という質問から始まり、何だかんだでチャレンジした股のぞき)

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(かるいスナックを買い求めて、参道を見学。「黒ちくわ」は、かれらにとってかなり「クセが強い味」であった模様)

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⑤ 16:20 レンタサイクルで文殊
 ※2時間で400円

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シンガポール出身のClementが、ここはイタリアのヴェニスみたいだな、と絶賛した橋の上からの眺め)

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⑥ 17:00 智恩院から亀岡市へ向けて出発

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⑦ 18:30 JR亀岡駅到着 解散
 
(帰りのタクシーでは名菓「智恵の餅」を美味しく食べました。「もち」は海外でも「MOCHI」として知られていて、「これ好きです」という友人も多いです)

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上記の中で、各コンテンツに使いたい「時間」や「価格」、移動も含めたコース全体の満足度などをチェックしていきました。
 
「伊根の舟屋」と「天橋立」はどちらも素晴らしい、という感想で、甲乙つけがたい、という意見でした。どちらも同程度の所要時間が必要になるだろうと思います。
 
なお、上記は「景観」だけでなく、遊覧船やリフト/ケーブルカー、自転車など、「バラエティ豊かな乗り物」に恵まれたコース。
 
亀岡にも、トロッコ列車保津川下りがあるため、さらに組み合わせることもできるように思います。モデルコースとして、発展させていければいいと思います。
 
上海から来ていたKaylieによると、「京都市から海の京都に向かうモデルコース」は、ネットで見たことがあるし、人気だよとのこと。
 
亀岡を起点にすることで、往復の時間が2時間短縮でき、コストを抑えることができます。
 

(3)海には海の 仕事がある。森には森の 仕事がある

ポイントは、食事をどこでとるかです。
 
観光でお金を使うのは主に、「飲食」と「宿泊」であるため、どこで食事をとるか=食の魅力が、観光消費の増加を左右します。
 
この点は、18日のプロジェクトにも関わるので、いっしょに考えていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。翌日につづく41歩目。

 

亀岡市役所 地方創生担当部長 

仲山徳音(なかやま なるね)

E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp

Phone: (0771) 25-5006