5月21日(火)夕方6時台の『キャスト』(関西6チャン)に出てくるらしい
(前回からの続き)「ジャパントリップ」=海外の大学が行う日本ツアー で地域観光を体験してもらうプロジェクト。
亀岡市から誘致をしていた米国シカゴ大学院の学生たちが、3月29日に亀岡市にトリップ訪問してくれることになりました。
その亀岡での食体験(エアキッチン)の一部が、5月21日『キャスト』のニュース映像として出てくるらしいです。予告もかねて、本記事をお送りします。
亀岡市の地方創生の観点からは、京都府全体で増えてきている訪日観光客を取り込むために、「コンテンツの掘り起こし」と「受け入れ側の経験値アップ」が主目的です。
↓シカゴ大学院生に説明するため「亀岡市の問題意識」を一枚にまとめた資料↓
観光消費額をあげていくために、
地域の魅力を知ってもらうために、
「亀岡市でご飯を食べてもらうような仕掛け」が必要!
ということで、外国の方が地域の方々と一緒にご飯を作り、一緒に食べる「エアキッチン」をプロジェクトの軸にしました。
すでに昨年10月に第一弾をスタート。
そのときの模様は、農水省の広報FBにもアップしてもらっています。
↓そのときに出された主な意見や、改善案をまとめると↓
という現状にありました。
テレビに映らない裏側を知ると、番組がより楽しい説
とくに前回の参加者アンケートから、
・英語でのコミュニケーション
(もし英語で意思疎通がはかれるなら、プラスで2000円出すという意見が多数)
・昼食だけでなく、地元でできる「文化体験」と組み合わせること
(京都から電車で20分とはいえ、昼ごはんのためだけに来るのはちょっと…)
の重要性が浮かび上がったので、
無料の多言語翻訳アプリ「VoiceTra」を携帯にインストールしてもらい、使い心地を試すという実験も。
小さな努力に見えるかもしれませんが、余計なおカネや手間をかけずにできます。
実は、政府もこうした取組みを進めています。
観光庁はこのほど、多言語コミュニケーションの課題に対する全国規模の調査を初めて行った。総務省所管の情報通信研究機構(NICT)が開発した多言語音声翻訳技術の効果を検証した。全国50地域の観光関連施設500軒と、外国人旅行者270人を対象とした。これによると、施設と旅行者の約9割が「満足度が高まる」と答えた。観光庁は同技術の周知に努めて、さらなる導入を促していく方向だ。(2019年5月3日旅行新聞)http://www.ryoko-net.co.jp/?p=54409
また、亀岡市役所では今年2月から、外国語のできる職員を募り、庁内全体でシェアする語学サポーター制度を試行しています。
このチームを活用し、若手職員O君に協力してもらい、市民の方から相談を受けながらメニューや自己紹介の英訳をお手伝いするなど、準備を前回よりも充実させました。
そして、こうしたエアキッチンと組み合わせた「文化体験」として、以下のコースを用意しました(Aコースは9千円、Bコースは5千円と設定)。
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①米からお酒ができるまで〜酒蔵見学の今昔と利き酒〜@大石酒造さん
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甘いことを言う人はだいたい怪しい説
方向性はもっておくべきですが、最初から完成形を思い描くのは難しいです。
今回も、
・シカゴ大学院生を引率するジャパントリップの運営者たち
・受け入れてくださる地元の方々
こうした関係者と2ヶ月の間、受け入れ人数・金額・ロジ面でのやりとりを重ねながらコースの形が出来上がっていきました。
地域観光を提供するには、地道なプロセスの繰り返しが必要になると改めて実感しました。
地域に魅力があると言うのはカンタンですが、商品化するには時間や労力のコストが大きい上に、儲けにくい点に課題があります。
地域のことを良く知る事業者や観光協会、最近設立が相次ぐDMOや地域商社と連携しながら、粘り強く取り組みを進めていく必要があります。
次回は、このプロジェクトシリーズのラストとして、エアキッチン以外の部分も含めて、当日の模様や反省をビジュアルチックにお送りします!
まずはTV放映で、亀岡市がどんな風に出てくるかチェックですね。関西の皆様は、5月21日(火)夕方6時台の『キャスト』(6チャンネル)をお楽しみに!(全然出てこなかったら、どうしよう…)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。汗をかきながら59歩目。
亀岡市役所 地方創生担当部長
仲山徳音(なかやま なるね)
E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp
Phone: (0771) 25-5006
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