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44歩目:【進撃の亀岡市】〇〇部長、人と話すことで色々学ぶ

人と話すことは、ものすごく勉強になるらしい

地方創生担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。

 

「月曜は進撃の日」ですので、

・地方創生担当部長として、知ってもらいたいアイデアや活動

 

を、ブログ上で、市役所の職員・市の内外にいる方向けに共有する日です。

 

(そもそものきっかけは…下記記事にまとめました)

 

今日は、海外で学んだことも含めて、とりわけ「公務員の若手後輩たち」に知ってもらいたいなぁと思うことを共有します。

 

本記事の目次として、 

 

(1)話すことはピンチにもなり、チャンスにもなる

(2)ヒアリングと質問が大事

(3)原稿を読むと聞き手は眠る

 

(1)ピンチはチャンスになるもの

先週の金曜夜に、「志講(こころざし こう)」という地域のイベントに、ゲストとして参加いたしました。

 

本当にざっくり説明しますと、

 

・「幼少時代から一貫して流れている志」を軸に、ゲストが講演する

 

・生い立ちや人生の転機、今の仕事にかける思いなど、色々なエピソードを含めたもの

 

講演は1時間。その後自由に質疑応答

 

というもの。平成23年に立ち上がった会として、私は第25回目の講演を務めさせていただきました。

 

これまでの講演者を見ますと、

・企業の代表

・芸術家・料理人・文化人、

NPO活動家、政治家

といった方々がならび、そうそうたる顔ぶれです。

 

聴きに集まる参加者も、お仕事や人生経験の幅広い・深い方々が多く、必然、耳が肥えています。

 

その中で、1時間を使って講演するのは試練でしたが、「いただいたチャンスだと思い、しっかり話そう」という気持ちで臨みました。

 

私の仕事「地方創生」は、地域の方々とのつながり=ネットワークが不可欠です。

 

数十人の方々が集まってくださり、質疑応答を通じて、「こんな思いで、こういう活動をしていらっしゃる方がいるんだな」と実感しました。

 

また、亀岡市役所の若手や同僚・先輩も来てくれており、非常に励みになりました。

 

質問や人との出会いに恵まれた夜となりました。

 

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 (経済・金融・地方創生の動きや、亀岡市での取り組み、自分の経験も踏まえた話をしてほしいと、12月にも3件の依頼をいただいたので、頑張ってきます)

 

・・・

さらに、さかのぼって、7日の水曜。「いいね!プロジェクト」の審査日。

 

(いいね!プロジェクトについては、下記記事)

 

桂川市長から、「自分の提案について、最大限アピールするように」との発破がかけられ、提案者それぞれから積極的な発言がありました。

 

また、一人の20代の若手はチームを代表して、資料を用いた20分の発表=プレゼンテーションを、市長・副市長などの幹部に対して行ってくれました。

 

ふと今年7月まで海外留学していた頃を思い出しました。

 

中国でもフランスでも、みんなの前で資料を使いながら、意見を10分〜20分程度で説明する=プレゼンする、ことが何度も求められました。

 

プレゼン能力はかなり重視され、①発表の内容だけでなく、②発表の仕方もきびしくチェックされました。

 

また、プレゼン能力を高める授業がありました。

 

そこで出される指示は、企業の重役の前で、自分が正しいと思う案を採用してもらうために「意識的に説明しろ」というもの。

 

たかが授業でしたが、そのときのプレッシャーは重苦しいものでした。

 

(中国時代にプレゼンが終わった後に、嬉しすぎてみんなでとった写真) 

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今回、発表を務めてくれた若手は、当然そうしたプレッシャーを感じたと思います。

 

その経験や積極性は、今後の成長につながると思います。

 

(2)違う人や組織と話すことで学べるもの

着任して以降、他の方から「お話を伺う機会」をどんどん作るようにしています。

 

亀岡駅前北口の開発に関して、不動産事業や商業を生業とする方々

 

大河ドラマを機として、観光に関連する事業者地域の方々

 

ふるさと納税に関して、京野菜を生産・流通されている事業者

 

京都学園大学との連携に関して、大学関係者

 

福祉や教育に関わる方々

 

毎日ほぼ誰か、新しい方に出会います。亀岡市の外で活躍している企業や御仁も当然います。

 

当然、外国からいらした方々も。

 

人と話すことで、

 

・自分が見えてない「地域の課題」や、

・気づいていない「解決方法」、

・イケると思っていた解決方法が全然イケてないこと、

 

などが見えたりします。

 

自分がやろうとしている企画について、本当にニーズがあるのか、うまくいく公算はどの程度か、できるだけ調査しておくべきです。

 

そのためにヒアリングが重要です。その際、「質問事項」を必ず準備します。何のために聞きにいくのか、ということです。

 

また、誰かの講演や説明を聴いている時も、必ず質問する習慣をもつとよいです。

 

相手に合わせて質問できるかどうかが、コミュニケーション力の高さを示す」とMBAで学びました。

 

(3)原稿を読むと、聞き手は眠たくなる

 最後に一点だけ。日本に戻って来て、市役所で働いているときに、気になったことがあります。

 

みなさんが人前で話すとき、以下に当てはまることがないでしょうか?

 

・原稿を作る→プレゼンテーションや説明時に読み上げる

 

・資料を作ることに終始する→一回も練習せずに本番を迎える

 

・本番では、原稿をずっと見ている→聞き手を見ずにしゃべる

 

1つでもあてはまる方は、プレゼンテーションの場を活かしきれておらず、自分の主張を伝えるチャンスを逃している、とされます。

 

中国でもフランスでも、同級生の何人かが、原稿を持参して、プレゼンにのぞもうとしたところ、先生からクギが。

 

「原稿を見ながら話すプレゼンは、説得力がない。どうして見る必要がなくなるまで、練習してこなかったのか。そらんじて話す内容に自信がないのか。絶対にダメだ」

 

(中国の大学院でのプレゼン授業。原稿を読み上げている人間はいませんでした)

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2年間で叩き込まれたのは、 

①説明するものごとの順番やポイントは、事前に考え抜く

 

中国でもフランスでも、どのような説明をするかは、グループメンバーや自分自身の中で反問を繰り返し、練り上げていました。

 

ただし、覚えるために原稿を作る学生はいません。

 

時間を使うべきは、「覚えきれるはずのない文章の一言一句ではなく」、説明の順序やポイントを考え抜くこと、とされました。

 

②時間をはかって、練習する

 

決められた時間(例えば10分間)で説明をまとめられるか、クリアできるまで何度も、しぼり込みます。

 

もちろん、わざわざプレゼン資料を作らない場合も、仕事上では多々あります。

 

そのときでも、配布資料を単に読み上げない、という点は共通です。

 

私が財務省に入ったときに、上司から次のように教わりました。

 

資料を作るときに文章を練るのは当然。

・ただし、説明するときにその資料を読み上げるのはダメ

聞き手を見ながら、資料のどこを見ているかに合わせて、説明するように

 

なかなか難しいので、私もいまだに練習中です。

 

ただ、説明を聞く立場になると、なぜそのように言われたのか、良くわかるようになりました。

 

原稿をみずに、聞き手を見ながら説明している同僚や後輩を、将来の亀岡市役所で目にすることができればいいなぁと夢想しています。一緒に頑張りましょう!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました 。これも通過点!44歩目。

 

亀岡市役所 地方創生担当部長 

仲山徳音(なかやま なるね)

E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp

Phone: (0771) 25-5006

 

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