19歩目:【みんなのスタジアム】〇〇部長、本気と書いてマジと読む(〇〇に入るものは?)
今の日本語は真剣と書いてガチとも読める らしい
地方創生担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。ちはやぶる地域経済分析シリーズは、今日は一休み。
せっかくですので、週末に参加してきたイベントを報告します。
まず土曜。後期シンボル・プロジェクトの第4回が開催。
このブログ読者の8割以上が、亀岡市民(カメジン)ではないので、プロジェクト概要をカンタンに説明します。なお、初めて参加した前回の模様は以下。
(あえて、市役所の「公式説明」引用ではなく、途中から加わったメンバーとしての目線でお送りします)
①市民・NPOや民間企業・行政が、”同一の地平線”上から、まちづくりに参加する企画。すなわち、とりあえず仕事としてカタチにしましょうよ・・・という約束ごとのない「ガチンコ勝負」
②亀岡市の作った「第4次総合計画」を根拠に、まちづくりのテーマは、「2020年春にオープン予定のスタジアムやその周辺のまち環境を活かした”何か”」を練り上げること
③メンバーは全部で80人かつカメジンに限定していない。スポーツ強豪高の部活動並みの人数と募集範囲ですが、繁忙極める方・遠方より来ている方もおり、キックオフの1回目以降、およそ月イチで平均出席率は40〜50%前後なのかなぁという印象。一方で、毎回参加している強者も。
④このガチンコ感、「何か」って何だろうね感、参加メンバーの多さから、メンバー間でも手探りが続いているとも思われます。なお、①の趣旨から、ファシリテーターや会の運営は行政事務局ではなく、「まちとしごと総合研究所」のみなさんが指揮。
読者の皆さんが私の立場なら、どのように参加するでしょうか?
少しのことにも、先達はあらまほしきことなり
7月に行われた3回目開催から参加したメンバーとして、得体のしれないものがうごめいており、それがどのような結晶となるのか、将来への不安と期待を感じながらの4回目。
まず、NPO法人みのりのもり劇場の理事長をゲスト講師に、経験談を教えていただきました。
大魔神を活かした大映通り商店街の活性化サポートをはじめ、様々な分野で活躍されており、「何か」をきちんとしたカタチにされてきた先輩と言えます。
聴きながら、7月まで在学したインシアードMBAの授業「インパクト投資」を思い出しました。
・世界には、素晴らしい目標を持ったプロジェクトがゴマンとある
・そのなかで、資金集めに成功し、実現するものもある
・しかし、「どのように運営するかの仕組み」がビジネスとして成り立たないものは、カタチになったあと、すぐに姿を消す
・重要なのは、特定のヒトや財源に依存せずに、「仕組みそのものを回すエンジンと、エンジンに燃料が常に注がれる仕組み」をメンバーで作り上げられるかどうか
こうした点を念頭に、講演を聞かせていただきました。
質疑応答含め、1時間に満たない講演でしたが、特に印象に残った点として、
「まちづくりプロジェクトのメンバーがスタジアムの活用ばかりに焦点を当てるのは、ちょっと違うかもしれない。本当にやりたいこと、目的が何か、そして”誰か頼みではなく、自分にできること”を出し合うという発想で望んだ方がいい」
冷静と情熱のあいだ
その後は、アイデアのプレゼンと意見交換、やりたいこと・関心の共有から仮チーム結成まで。
体感としては、怒涛の2時間でした。
まちづくりのアイデアは実に多種多様です。
おそらく読者の方が考えつくものも、何かしら似たような形で提案されています。
ただゲストに来ていただいた講師のメッセージを踏まえると、
それを誰か任せではなく自分たちの力で実現できるのか、当事者意識を持てるか、
が仕組みづくりにおいて決定的に重要だと感じました。
また、仮チーム結成時には、NPOをリードされて来た方、新進気鋭のプランナー、市役所の同僚、東京からはるばる当プロジェクトのために来ている方、大学生など、多様なバックグラウンドの人間が集まりました。
今はまだアイデアを議論する段階です。
その中で、大学生のメンバーから出た「目的がまだ明確になっていない」という問題提起は実にその通りだなぁと。
アイデアを実現したい「目的」が何か、によって、
必要となる「手段」は当然変わりますし、
どのような仲間を集めて、何を出し合うのか、も変わるだろうと思います。
当然のことながら実現可能性も。
そのため、まずはここをしっかり議論していきたいと思います。
次回は9月29日、とすでにカレンダーに刻んだ
現状では、アイデアごとにチームを結成。
今後アイデアやメンバーを具体化していくプロセスをへて、最終的な案を絞り込むとのこと。
他のチームとの交流も大事だろうなぁと思い、積極的な方とは名刺交換やフェイスブックのやりとりをしています。
また、そのうちの一人に、飛び入りで人生初のライブハウスに連れて行ってもらいました。
かかわる誰もが不安や期待をもち、日常生活との間での負担感とそこから得ようとするものが何らかあります。
参加する80人にとどまらず市民の方をも巻き込んだ方がいいようなインパクト、多彩な思惑が混じったプロジェクトだと思います。
まずは、熱量をさらに高めていくこと。20代学生から見れば30才の私は大人ですが、40才のメンバーからすれば、まだまだ若輩。
胸を借りてチャレンジしていこうと思っています!!
なお、日曜のイベントは後日共有します!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。とまらぬ19歩目。
亀岡市役所 地方創生担当部長
仲山徳音(なかやま なるね)
E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp
Phone: (0771) 25-5006