24歩目:【進撃の亀岡市】〇〇部長、若手職員のよきパイセンとなる (〇〇に入るものは?)
部長が大志をいだいているらしい
地方創生担当部長の仲山徳音(なかやま なるね)です。当初、分析シリーズを続ける予定でしたが、心に期するものがあり、番組を変更してお送りします。
部長に着任する7月までの1年間、MBAスクールにおりました。何をするところなの?とよく聞かれます。
一言でいえば、ビジネスに関わるあらゆる学問やスキルを身につけるところです。
私の通っていたINSEAD(インシアード)では、世界80カ国超から毎年1,000人が入学しています(キャンパスはフランス・シンガポール・アブダビの3カ国に所在)。
軍人から芸術家・起業家・大手企業マンなど、多様な職業経験をそなえた30歳前後の社会人学生で構成されます。
フランスにありながら授業は英語で行われ、2年連続で、MBAスクールの世界ランキングで1位をとっている学校でした。
そうした環境のなかで、「様々な専門知識や異なる文化をもつ人間をどう率いるのか」というリーダーシップの育成が柱の一つとなっています。
とくに、コミュニケーション能力に重点がおかれていました。
(下記は、INSEAD名物の、仮装大会しながら授業に出るユーモアある1日)
今でも覚えている「コミュニケーションの授業」の一つとして、360度評価というものがありました。
①最上級の上司
②最も近い上司
③同僚
④部下
それぞれに、自分のリーダシップ評価アンケート100項目に記入してもらう、というもの。
その後、100項目が大きく分類され、チャート化されて結果が配布されます。
最も驚いたのは、「仕事の理念や自らのやりたいこと、ビジョンの共有」という分野。
予想以上に低い採点となっており、
「え?あれほど指示出しや日々のコミュニケーション、業務を頑張ったのに、チームとして目指したい結果や目的は、あまり伝わってなかったのか・・・」
と衝撃を受けました。
アンケート結果を踏まえた授業では、
自分の考えは、自分の頭をいつも占めているから、周りに説明するという作業を怠りがち。
その結果、「チームリーダーの理念は残念なほどに伝わっていない」
と学びました。
ヒトが財産、という教え
私が財務省に入省したとき、採用担当の方から、「組織は、つねに人が財産。自分が成長すること、後輩を育てることをやめたらダメだ」と言葉をいただきました。
それから7年後、亀岡市でチャレンジする機会を与えられ、取組みを発信する場として、地方創生ブログを始めました。
45日間で23本の記事を見てもらい、ついに1日300アクセスを超えるようになりました。
これから毎日書きつづけたら、1ヶ月で1万アクセスに到達できるペースで歩を進めております。
(フェイスブックやツイッターで毎日読んでいただき、シェアしてくれる方がいるからこそだと思っています。ありがとうございます)
読者は亀岡の方々だけでなく、日本全国・海外にもおります。
また、20代の後輩や私と同じ30代の亀岡市役所職員から「見ます!/見てます」という言葉ももらいます。
そのため、もっと踏み込み、
「地方創生担当部長として、知ってもらいたいアイデアや理念」を共有し、
・地方創生を進めていける職員の中から「後継者」を育て、
・スピード感を持って民間に提起し、
まちづくりを、できる限り共有できないか考えています。
私は古典的なタイプなので、飲み会によるコミュニケーションも重視する一方、
・家庭で妻や夫、子が待つ30代以上の方と、なかなか気軽に行きづらい
という面を感じるため、こうしたブログも、「人を育てるコミュニケーション手段」として使いたいと思っています。
駆逐をはかる前に、まずは進撃してみる、という精神
「火曜はカレーの日」として、企画調整課・財政課のメンバーとカレー屋に行くのが部長の習慣になりつつあります。
試みとして、「月曜は進撃の日」とし、
・地方創生担当部長として、知ってもらいたいアイデアや理念
・進めようとしている地方創生のプロジェクト
を、ブログ上で、市役所職員・市の内外にいる方向けに共有します。
「伝わらない」という状況を防ぐ手段として使っていきたいと思っています。
果たして亀岡市は、いっしょに進撃できるでしょうか?
賛否両論な意見を含めて、何が出てくるか非常に楽しみです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。9月も頑張りましょう!24歩目。
亀岡市役所 地方創生担当部長
仲山徳音(なかやま なるね)
E-mail: nakayama88@city.kameoka.lg.jp
Phone: (0771) 25-5006